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コロ・メンドシーノ |
コロ・メンドシーノ グラジアーノ
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コロ(ギリシャ語でコーラスの意味)は8名のメンドシーノを代表する醸造家のコラボレーションによってアメリカワイン史上、初めての試みから生まれました。メンドシーノ特有のワインを醸造するためにブレンド、熟成方法などの基準を設けたのです。これはヨーロッパにおける原産地統制呼称制度のようなパラメーターで、各ワイナリーはその協約に基づいて独自のブレンドをし専門家たちがそのワインを再吟味し認定することにしたのです。コロは単なるブレンド比率が決まったメリタージュということではなく、メンドシーノの素晴らしいテロワールを表現した最高級の品質を持つ赤ワインでなければならないとの考えからです。主なルールとしてジンファンデルの比率が全体の40%以上であること、アルコール度数が12.5%から16%の範囲内であることなどが上げられます。8名のワインメーカーによる8種のコロは同じデザインのラベルに各ワインメーカーが直筆のサインを施し同じスタイルのボトルに入れられており、一目でコロとわかるようになっています。
コロに参加したワイナリーは下記の通りです。
GRAZIANO FAMILY WINES/ GABRIELLI WINERY/ EAGLEPOINT RANCH/ BRUTOCAU CELLARS/ GOLDEN VINEYARDS/ FETZER VINEYARDS/ PACIFIC STAR WINERY/ PARDUCCI WINE ESTATES
作成要項
ヴァラエタルに関して
・ジンファンデルをベースとして使用し、その割合は最低40%、最高でも70%にすること。
・第2の品種として以下のヴァラエタルを使用できる。ただしジンファンデルの占める割合を超えないこと。
Syrah Petite Sirah Carignane Sangiovese
Grenache Dolcetto Charbono Barbera Primitivo
・細かい調整のため、その他10%を超えない範囲で自由に品種を使用できる。
成分について次の制限を設ける
Alc 12.5-16%
pH 3.2-3.8
TA 0.4-0.9 g/100ml
Glu + Fru, enzymatic < 700 mg/100ml
Volatile Acidity < 0.1 g/100ml
Malic, enzymatic* < 35 mg/100m
熟成に関して
・最低1年間の樽熟成と6ヶ月の瓶内熟成
・最短で2年後の3月にコロ・メンドシーノ・カミングアウト・パーティーに出品
・最短で3年後の11月中に正式なリリース日を決定
・たとえば2001年ヴィンテージは2004年にリリースされる。
・新樽率は最低25%、最高75%とする。
品評
メンドシーノのテロワールにてジンファンデル・ベースのウルトラ・プレミアム・ワインを生み出すために、コロ・メンドシーノのそれぞれのワインは評議会により評価されます。その詳細は以下の通り。
・コロ・メンドシーノに参加する3名のワインメーカーを含む5名を評議員とする。
・それぞれのワインの品評に関し、ジンファンデル以外で最大のブレンド品種を提示する。
・品評員は「カテゴリー」に忠実であるかとブレンドが健全であるかを判断し、その「スタイル」には言及しない。
・最初の評価は6月1日(樽熟成8ヶ月目)にブレンドの微調整のため行われる。6月15日に再度評価する。
・2度目の品評は1月の第2週(樽熟成14ヶ月目)に基本的な成分調査を行う。ワイナリーはその費用を持つ。
・成分表とバレル・テイスティングにより、瓶詰め前の最終的なプレンドの状態を確認する。
・評議会はこの評価により、このワインがコロ・メンドシーノの基準をみたすか、相応しいか判断し、よければそのワインとヴィンテージに認証番号を与える。
・評議会は最終製品がリリースされる前にだけ、評価を行うこととする。
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